石垣島から竹富島・西表島・小浜島などへ船で出かけるとき、「離島ターミナルに車を停められるのか」「料金はいくらか」「朝は満車にならないか」は気になるところです。特にレンタカーで向かう場合、出航直前に駐車場を探すことになると予定が崩れやすくなります。
石垣港離島ターミナル周辺には、石垣市港湾課が管理する市営駐車場が4か所あります。この記事では、2026年9月時点の公式情報をもとに、場所・台数・料金・支払い方法・満車時の動き方を整理します。2027年4月から予定されている料金改定もあわせて確認しておきましょう。
石垣島の離島ターミナル駐車場は4か所|迷ったら第1・第2から確認

ユーグレナ石垣港離島ターミナル周辺で利用しやすい市営駐車場は、「離島ターミナル第1駐車場」「離島ターミナル第2駐車場」「離島ターミナル第2臨時駐車場」「八島第2駐車場」の4か所です。いずれも24時間入庫・出庫が可能で、離島観光で早朝便を利用する場合にも使えます。
| 駐車場 | 場所の目安 | 時間制の台数 | 支払いの特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 離島ターミナル第1 | ターミナル前 | 77台 | 電子決済対応 | 荷物が多い、歩く距離を短くしたい |
| 離島ターミナル第2 | ターミナル西側 | 194台 | 電子決済対応 | 近さと台数のバランスを重視したい |
| 離島ターミナル第2臨時 | 第2駐車場の北側 | 161台 | 現金のみ | 第1・第2が満車のとき |
| 八島第2 | 八島町1丁目 | 97台 | 電子決済対応 | ターミナル周辺が混雑しているとき |
離島ターミナル第1駐車場は近さを優先したい人向け
第1駐車場はユーグレナ石垣港離島ターミナルの前にあり、乗船口へ向かうまでの移動を短くしやすいのが特徴です。小さな子ども連れ、大きなスーツケースを持っている場合、雨天時などは、歩く距離が短いことが大きな利点になります。
ただし、時間制区画は77台で、第2駐車場より少なめです。石垣市は第1・第2について、観光シーズンには早朝から満車となる場合があると案内しています。近い場所に停めることだけを優先し、空車待ちに時間を使いすぎるのは避けたほうが安心です。
離島ターミナル第2駐車場は194台で使いやすい
第2駐車場はターミナル西側にあり、時間制区画は194台です。4か所の中では時間制の収容台数が多く、ターミナルにも近いため、レンタカーで離島観光へ向かう人にとって使いやすい候補です。
第1が満車だった場合、第2に空きがあれば歩く距離を大きく増やさずに済みます。ただし、収容台数が多くても繁忙期には埋まることがあります。朝の出航便が集中する時間帯は、駐車できることを前提にぎりぎりの到着時刻を設定しないほうが安全です。
第2臨時駐車場は満車時の有力候補だが現金が必要
離島ターミナル第2臨時駐車場は、第2駐車場の北側にあり、時間制区画は161台です。石垣市が第1・第2の満車時に案内している駐車場なので、ターミナル近くで空きを探すときの有力な選択肢になります。
注意したいのは、4か所のうち第2臨時駐車場だけ電子決済に対応していないことです。支払いは現金になるため、キャッシュレス決済だけで行動している人は事前に小銭や紙幣を用意しておくと安心です。満車時に急いで移動した後で支払い方法に困らないようにしておきましょう。
八島第2駐車場はターミナル周辺が埋まったときの候補
八島第2駐車場は石垣市八島町1丁目にあり、時間制区画は97台です。第1・第2・第2臨時が混み合っている場合に、石垣市が代替先として案内しています。ターミナル真正面ではありませんが、周辺で空車待ちを続けるより、空いている駐車場へ移動するほうが出航時刻を守りやすくなります。
電子決済に対応していますが、八島第2では1万円札・5千円札・2千円札の高額紙幣は使用できません。現金払いを考えている場合は、千円札や硬貨を用意しておくとスムーズです。
離島ターミナル駐車場の料金|2027年4月から改定予定

2026年9月24日時点では、港湾課管理の4駐車場は同じ時間制料金が基本です。ただし、石垣市は2027年4月1日から料金を改定する予定と発表しています。旅行日が2027年4月以降の場合は、現在の料金だけを見て予算を決めないようにしてください。
2027年3月31日までの料金
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 最初の1時間まで | 100円 |
| 以後30分までごと | 50円 |
| 夜間(20:00〜翌8:00)1時間までごと | 50円 |
| 駐車券紛失 | 1日ごとに1,800円 |
たとえば8:00から16:00まで8時間停めた場合、最初の1時間100円、その後7時間分が100円相当/1時間なので、単純計算では800円です。朝から夕方までの離島日帰り観光でも、駐車料金そのものは比較的計算しやすい仕組みです。
一方、公式料金表には一般利用の「1日最大料金」は示されていません。長時間駐車や離島での宿泊を予定している場合は、短時間利用と同じ感覚で考えず、滞在時間から料金を計算しておくと安心です。
2027年4月1日からは最初の1時間200円に変更
2027年4月1日からは、最初の1時間が200円、以後1時間ごとに100円へ改定される予定です。現在ある夜間料金の区分もなくなり、時間帯にかかわらず1時間ごとの料金体系になります。駐車券を紛失した場合の料金も、1日ごと1,800円から2,500円へ変更予定です。
電子決済は第1・第2・八島第2で利用可能
離島ターミナル第1、第2、八島第2では、クレジットカード、Apple Pay、Google Pay、iD、QUICPay、PayPay、楽天ペイ、交通系ICなど複数の電子決済が案内されています。Edyにも対応しています。
これに対し、第2臨時駐車場は電子決済を利用できません。混雑時は予定していなかった駐車場へ回る可能性があるため、普段キャッシュレス中心の人でも少額の現金を持っておくと対応しやすくなります。
満車を避けるには「出航時刻」ではなく「駐車場到着時刻」から逆算する

離島ターミナルの駐車場で最も避けたいのは、船の出航時刻が迫ってから第1、第2の満車に気づくことです。石垣市は観光シーズンに第1・第2が早朝から満車になる場合があると案内しています。船会社も朝の便が混み合うことを案内しているため、駐車時間を別枠で確保する必要があります。
観光コースでは出航20〜30分前の受付が目安
安栄観光は観光コースについて出港20〜25分前までの集合を案内し、8:30発便では8:05までの集合を求めています。八重山観光フェリーも観光コースは20分前までの受付、混雑する8:30発・10:30発の時間帯は30分前の到着を案内しています。
つまり「出航30分前に離島ターミナル周辺へ車で到着」では、駐車場探しの時間がほとんど残りません。レンタカー利用なら、少なくとも出航45〜60分前をひとつの目安に駐車場へ到着する計画が実用的です。 繁忙期や連休、夏休みはさらに余裕を見ておくと安心です。
第1・第2が満車なら空車待ちを続けない
石垣市は、駐車場が満車の場合に道路上で空車待ちをしないよう案内しています。道路上で待つと通行の妨げになるだけでなく、自分の出航時刻も迫ってしまいます。
第1が満車なら第2、第2も満車なら第2臨時、それでも難しければ八島第2というように、次の候補へ切り替える判断が大切です。駐車場を一つだけカーナビに登録するのではなく、出発前に4か所の名前を把握しておくと慌てにくくなります。
電子チケットでも駐車時間は別に考える
八重山観光フェリーでは、電子チケット購入者は窓口手続きなしで直接のりばへ向かえる仕組みがあります。窓口に並ぶ時間を短縮できる可能性はありますが、駐車場が混雑する時間そのものは変わりません。
電子チケットを持っているから出航直前でも大丈夫と考えるのではなく、車を停めてターミナルまで歩き、のりばを確認する時間は確保しておきましょう。観光コース利用者など窓口受付が必要なケースもあるため、予約内容ごとの集合条件を確認することも重要です。
日帰り・宿泊・子連れで変わる駐車場の選び方

4か所は基本料金が共通しているため、「一番安い駐車場」を探すよりも、利用する便、荷物の量、同行者、駐車時間に合わせて選ぶほうが失敗しにくくなります。近さを優先する場面と、空きやすさを優先する場面を分けて考えると選びやすくなります。
日帰り離島観光なら第1・第2を第一候補にする
竹富島や西表島などへ日帰りで出かける場合は、第1または第2駐車場を第一候補にすると移動が簡単です。帰着後もすぐ車へ戻りやすく、そのまま市街地やホテルへ移動できます。
ただし、近さにこだわって満車待ちをすると、船に間に合わなくなる可能性があります。第1・第2に空きがなければ、徒歩時間が多少増えても第2臨時や八島第2へ移るほうが合理的です。離島観光では、数分の徒歩より出航時刻を守ることを優先したほうが予定を立てやすくなります。
離島に宿泊するなら駐車料金を滞在時間で計算する
西表島や小浜島、竹富島などに1泊以上する場合、車を石垣島側に置いたままにすることも考えられます。その場合は、時間制料金が積み上がる点を確認しておきましょう。2027年3月31日までは夜間料金が設定されていますが、2027年4月からは夜間の区別がなくなる予定です。
レンタカーを何日も借りたまま駐車する場合、「レンタカー代+駐車料金」の合計と、離島へ渡る前に返却する場合の費用や手間を比べると判断しやすくなります。宿泊日数が長いほど、港に置いておく便利さだけで決めず総額を見ることが大切です。
子連れ・大きな荷物・雨天は近さの価値が高い
ベビーカーや大きなスーツケースがある場合、ターミナル前の第1駐車場は移動負担を抑えやすい候補です。第2もターミナル西側なので、比較的近い位置から移動できます。
一方で、同行者が複数いるなら、先にターミナル付近で人と荷物を降ろし、運転者だけが駐車場へ向かう方法も考えられます。ただし、バス・タクシーの乗降や周辺交通を妨げないよう、現地の案内に従って安全に乗り降りしてください。
レンタカーを停めるか、バス・タクシーで向かうかも比較しておく

石垣島旅行ではレンタカーが便利ですが、離島へ渡る日は必ずしも車でターミナルまで行く必要はありません。ホテルの場所や離島での滞在時間によっては、バスやタクシーを使ったほうが駐車場の混雑を気にせず動ける場合があります。
空港から直接向かうならバスとタクシーも選べる
南ぬ島石垣空港から石垣港離島ターミナル方面へは、東運輸とカリー観光のバスが運行しています。空港公式サイトでは、東運輸の複数路線とカリー観光の直行バスが案内されています。タクシーの場合、空港から離島ターミナルまでの所要時間目安は25分、料金目安は3,500円です。
空港到着後すぐ離島へ渡り、石垣島で車を使う予定が後日なら、最初から港まで公共交通で移動する方法もあります。レンタカー受取、港までの運転、駐車場探しを省けるため、乗継時間が限られている場合は検討しやすい選択肢です。
市街地ホテルなら徒歩・送迎・タクシーも比較する
美崎町周辺など離島ターミナルに近いホテルへ宿泊している場合、車で数分移動して駐車料金を払うより、徒歩やタクシーのほうが簡単なケースがあります。朝の混雑時に駐車スペースを探す必要がなく、帰りもターミナルからそのままホテルへ戻れます。
反対に、離島から戻った後に川平湾や北部などへそのまま移動する予定なら、港にレンタカーを置いておく便利さがあります。駐車場だけで判断せず、その日の石垣島側の移動まで含めて交通手段を決めると無駄が少なくなります。
離島ターミナル駐車場を利用するときの注意点

料金や満車状況だけでなく、車両サイズ、支払い方法、駐車券の扱いも確認しておく必要があります。特にレンタカーは普段乗っている車と大きさが違うことがあるため、車種によっては事前確認が必要です。
市営4駐車場には車両規格がある
石垣市が案内している港湾課管理駐車場の車両規格は、全長5m以内・全幅1.7m以内・全高2.3m以内です。これに該当しない車両のほか、二輪車、三輪車、特殊車両などは利用できないとされています。
駐車券は車内など決まった場所に保管する
2027年3月31日までの駐車券紛失料金は1日ごと1,800円で、2027年4月1日からは2,500円へ改定予定です。離島へ持っていったバッグの中で券をなくすと、帰着後の精算時に余計な負担が発生します。
必要がなければ駐車券を離島へ持っていかず、車内のわかりやすい場所へ保管する方法もあります。ただし、車内の外から見える場所に貴重品と一緒に置くのは避けましょう。どこへ保管したか同行者と共有しておくと、帰りに探す手間も減らせます。
事前予約を前提にせず、代替駐車場まで準備する
石垣市の公式案内では、一般の時間制駐車場について事前予約の方法は案内されていません。そのため、旅行者は当日の空き状況に応じて利用する前提で計画するのが現実的です。
地図アプリには第1だけでなく、第2、第2臨時、八島第2まで保存しておくと移動がスムーズです。満車表示を見てから検索を始めるより、候補を先に用意しておいたほうが出航前の時間を使わずに済みます。
トラブル時は管理窓口へ連絡する
ゲートが開かない、精算機で問題が起きた、駐車券を紛失したなどのトラブルについて、石垣市はアマノマネジメントサービス株式会社の窓口を案内しています。電話番号は0120-951-365で、24時間365日対応です。
災害や機器故障などによって予告なく休業する場合もあるため、台風接近時など通常と状況が異なる日は現地情報を優先してください。離島航路自体も天候で運航状況が変わるため、駐車場だけでなく利用する船会社の運航情報も合わせて確認する必要があります。
石垣島の離島ターミナル駐車場は「近さ」と「満車時の切り替え」で選ぶ
石垣港離島ターミナル周辺には、市営の第1、第2、第2臨時、八島第2という4つの駐車場があります。第1はターミナル前、第2は西側で台数が多く、満車時は第2臨時、さらに八島第2へ切り替えるのがわかりやすい動き方です。
2026年9月時点では最初の1時間100円、以後30分ごと50円が基本ですが、2027年4月からは最初の1時間200円、以後1時間ごと100円へ改定予定です。第2臨時だけは電子決済が使えない点も覚えておきましょう。
特に重要なのは、船の集合時刻に加えて駐車場を探す時間を確保することです。朝の便や繁忙期は第1・第2が早い時間から満車になる可能性があります。近い駐車場にこだわりすぎず、あらかじめ4か所を候補に入れ、余裕を持って到着する計画にしておくと離島観光を始めやすくなります。

